今日はドーベルマンのお話を。 この子は飼い主さんの飼育放棄で、正確にいうとまだされていませんが、もう飼う気がないので、誰かもらってくれないか、と相談されている子です。 といっても私は直接飼い主さんを知りません。 少々理由があり、間に人が入っての交渉となります。 いざとなったら手放したくない、という話になったら困るので、 とりあえず先に、飼育権放棄の書類だけは書いてもらいました。 ポスターで里親さんを募集したところ、問い合わせがあり、最初から住所とか家の電話番号とか教えてくれて、感じのよい人だったというので(ここまでは間に入ったNさんの話です)ワンちゃんを連れてお会いする事に。 正直なところ、私はあまり期待していませんでした。 大型だよ?ドーベルだよ?そんなに簡単に見つかるか? 私自身、過去に一度、近所で飼われていたドーベルを見た事があるだけです。 決してかわいい、という印象はありません。 それでも一日も早く今の家から出してあげたい、というNさんの希望もあります。 さすがに今回は私が預かるには大きすぎます。 それでも、誰でもいいから貰って、という訳にもいきません。 大型だけに適正な飼育をお願いしないと、あとで問題が起きてからでは困ります。 最初、そのドーベルをみた印象 「あれ?小さい。細すぎる・・」です。 本で仕入れた情報では、♀でも32〜35キロはあったはず。 まだ9ヶ月にもならないその子は、とても人好き。 お見合いの印象も、お互いに悪くなく、先方の準備が整いしだいトライに入ります。 ネックは先住の猫ちゃん。 それと家の中で犬を飼った事がないという事。 一応私が思いつく限りのお願いをして、それを承諾していただけたのでトライという事になりました。 今はうまくいく事を祈るのみです。 それにしても、なぜこんな事が起こるのでしょうね? 飼う前に、その犬の特性、大人になった時の風貌くらい知っておくべきです。 子犬は皆かわいいのですから。 ちなみに、この子は断尾はしていますが、断耳はしていません。 その理由がお金がなかったから。 良かったです、お金がなくて。もう少し足らなかったら断尾もしなくてすんだのに。 そんな事にお金を使うくらいなら、ワクチンくらいして欲しかった。 当然フィラリアの薬も飲ませていません。 帰りに動物病院に行って、ひととおりの健康診断を受けました。 幸いな事に異常なし。ヤレヤレ。 体重は14.9キロ。痩せすぎです。 なんだかとても疲れた一日でした。
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