*--パンドラのつぶや記--*

両親の介護日記



面接  2007/09/07(金)
セロクエル  2007/09/06(木)
薬の調整  2007/09/05(水)
ようやく下火に  2007/09/04(火)




面接
今日は特養から、みつこさんの面接に事務の方と、看護師さんと、介護士さんがおみえになる予定になっていました。

こういう時に限って、どんぴしゃりと排便が当たります。

グループホームの面接も、病院で排便で大騒動していた直後に面接にいらして、私は汚い手のままでお話していました。
みつこさんは「うるさい、あっちへ行け。」と暴言をはき、グループホームの施設長さんと看護師さんが憮然として帰られました。

訪問看護の看護師さんも、トイレに立てこもり中にいらして、殴られ、蹴られ〜の大騒動をしました。
この看護師さんは「いいです。私はよく当たります。」と気にせずにいて下さいました。

今日は、面接に1時半にいらっしゃる約束になっていたので、12時半には両親家に訪問して、お昼ご飯の用意をしようと思っていました。
そうめんを持って、訪問すると・・・そこで見たのは、、、
みつこさんが、パンツを半下ろし状態で、ベッドの側にいて、何だか興奮状態でした。

「早くして頂戴!」と言うので、てっきりお昼ご飯のことかと思いました。
台所に入ると、ただならぬ気配。台所の床が便で汚れている。
洗面所をあけてみると、バスマットが汚れている。
そうか、お風呂かぁと思ったけど、何を優先すべきか、くるくる考えて、みつこさんの手と身体をまずは綺麗にしておいて、それから、台所の床だけ綺麗にして、それから、ご飯にして、、、、と
ご飯の仕度をしていると、みつこさんが更に怖い顔で、「早くして頂戴と言うのに・・」と叫びます。
「今してるよ」と答えると、「ちっともやってくれない。」と続きました。

「はいはい。」と急いでお昼ご飯を用意して食べ始めてもらいました。
その間にお風呂場へ見に行って、おぉぉぉ。唖然、騒然、どうしましょう。

こうなると、私もパニック状態です。
洗い場で排便がしてあり、シャワーいすも持ってきてありました。
シャワーいすも、お風呂のふたも、シャワーヘッドも蛇口も汚れています。
ちょうど排水マスのところにしてあり、シャワーで流そうとしてありました。
靴下を穿いた足でお風呂場に入り、そのまま、台所を通過して、自室へ行って、そこで靴下が脱いでありました。

お湯で流せるだけの、ざっと掃除をして、汚れ物を洗濯機に入れて、汚物を片付けて、、、
それから、食事の終ったみつこさんを着替えさせて、ベッドへ連れていきました。
その時が約束の時間の15分前。

両親宅は、台所を通らないと、お風呂場に行けません。
通り道がずっと汚染されているようです。
どこが汚れているのかは良くはわかりません。
みつこさんのお部屋もどこが汚れているのか良くわからないけど、臭います。

みつこさんの手を消毒したり、自分の手を洗ったりしているうちに、ぴんぽん。

その時点では、みつこさんは寝入ってしまって、起きてくれませんでした。
でも、まあ、面接は無事終了です。

私は全身から汗が滴って、暑くて、臭くて、ほんとに倒れそう〜。

でも、みつこさんが、早く早くと言っていた意味が後になってわかりました。
ごめんね。必死だったんだよね。
「早く片付けて〜っ」て一生懸命伝えようとしていたんだよね。

面接も終わって、私の家での聞き取り調査も済んで、それからもう一度訪問してみると、、、

何と、お風呂場から水の音がします。
お風呂場に入ってみると、、、
シャワーヘッドを排水ますのところに当てて、水が出しっぱなしにしてあります。
みつこさんが自分でやったのでしょう。
何とか、自分で、掃除したかったのだろうな〜〜。

排泄が、ほんとに、たいへんになってしまいました。
どう、対処したら良いのか、右往左往。
そうしているうちに、また一段階先へ行かれてしまいます。

夜には、暑いのに台所を締め切って、中でみつこさんが自分の席に座っています。
「どうしたの?」と声をかけても、「困った」と言うばかり。
後で気付いたのですが、流しの下で排尿してありました。
身体は汚れていないので、トイレと間違えたとしか思えません。

こういう進み方は、アリセプトを飲んでいないから?なのだろうか。
アリセプトを飲む意義はとお尋ねした時に
「アリセプトを止めて、急にできなくなったことはありますか?」って問われました。
こういうこともそうなのだろうか。

認知症のお薬の調整というのは、ほんとはとても奥の深いことのようです。
Date: 2007/09/07(金)


セロクエル
今日から、グラマリールを止めて、セロクエルと抑肝散の2本立てでいく事になりました。

昨夜0.3gを飲んだので、今朝は薬も切れているし、抜かして、お昼と、夕方、セロクエル25mlを飲みました。

明日から、まずは25mlを1日3回で様子をみてみます。

今までは、セロクエルの量がとっても多かったのですが、アリセプトも5mgを飲んでいて、攻撃性の点では+−してしまっていました。

今度はアリセプトを抜いておいて、セロクエル少量から始めます。
それで、攻撃的ではなく、かつ、眠りこけない量を掴みたいということです。

ネットで調べてみた、セロクエルの副作用は、恐ろしい気がしました。
こういうことって何にも説明されたことがありません。
みつこさんは何も知らずに飲んでくれていますが、それはもう仕方がないことですよね。

私がみつこさん本人に代わって、命も預かっているということです。
しっかり責任を持たなくては・・。

今日1日は、不穏もなく、穏やかで、介助もさせてくれました。

薬の調整がきちんとできて、落ち着いてくれたら、また施設入所を迷いたい気がおきるけれど、落ち着いた状態で、施設に仮住まいしてもらうことこそ大切なのではとも思う。

何度も堂々めぐりするけれど、私一人で、隣とはいえ、通いでふたりの要介護者を看ていくのは不可能(私には)。
みつこさんを(ほんとはふたりで行けたらいいのに)心身共に良い状態で行かせてあげたい。
その後もしっかりフォローしてあげたい。
家では危険が一杯だから、ちょっとの間、人の目の中で過していて欲しい。

いつまでも、元気で、穏やかでいて下さい。

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昨日のピック病の話・・・
ドクターコウノの認知症講座を読んでいて、やっぱり違うとは思うのですが、甘いもの好きということで・・・昨日は忘れていたけれど、ちょっと思い出したのが、去年の今頃のこと。
胃潰瘍で入院するまで続いたけど、ジャム一瓶、お砂糖つぼを抱え込んでいたり・・そんなこと、あったなぁ。
でも、甘いものだけには限らず、らっきょう一瓶もあったので、食べ物全般への異常執着だったのだろうけれど。
Date: 2007/09/06(木)


薬の調整
今日は訪問診療の3回目でした。

デイサービスに出かけていましたので、途中で迎えに行ってきました。
すると、「帰らない」「どこへも行かない」と言い続けているみつこさんが、「さあ、帰りましょう」と呼びかけて下さったヘルパーさんに、「イヤ、あっちへ行って」と怒りをぶつけていました。

今日も入浴介助がどうしてもできなくて、シャンプーできず、シャワーだけに終わったと、そっと耳打ちしてくれました。

最近、何だか、変です。

訪問診療の先生がいらした時に、その話をしました。
実際、先生にもぷんぷんで、何やら怒っていました。
「ピック病じゃないかとも思う・・」とおっしゃっていました。

大学病院で処方されていた、セロクエルと仰肝散の組み合わせはピック病の特効薬なのだそうで、それで、帯状疱疹になる以前は落ち着いていられたのかしら。

叫び声、暴力、かみつき、甘いもの好き・・が特徴なんだそうですが、みつこさんの場合は、暴力とかみつきはある。
叫び声はない。暴力もかみつきも、自分の嫌なことをされる時だけなので、何だか違うかも・・甘いものはもともと好きなので、わからない。
ということで、先生もわからないけど・・とおっしゃっていたけど、わからない。

それでも、また、セロクエルと抑肝散に戻す事になりました。
セロクエルの量はそれでも以前より少なめです。
グラマリールはやめました。

特養に入ってからも、この先生に引き続き診ていただくことにしました。
秋に開業されるので、そしたら、そちらに通院してみるつもりです。
それまでは、特養の許可がでれば、特養まで往診して頂けるそうです。
Date: 2007/09/05(水)


ようやく下火に
痛い、痛いとみつこさんを苦しめた帯状疱疹ですが、ようやく、終焉に近づきました。

お尻のところにできた水泡が、潰瘍になって、毎日、薬の塗布、ガーゼ交換と、みつこさんも頑張ってきました。
今日の訪看さんに見てもらって、「乾いてきているし、肉も盛り上がってきているので、後は先生の指示に従ってください〜」とおっしゃっていました。

そろそろ、完治と言って良いのだろうか。

痛みの方は、デイに行く日の朝、1回、座薬を挿入したり、しなかったりという程度です。

今日は、鍼治療に出かけてきました。
最近のみつこさんは、出かけるのも嫌うけど、出かけたら、そこから帰るのも嫌がる。
要するに、移動するのがイヤ?
デイでも、「今日は帰らない!」とか言ったりするらしい。
鍼も、終わりました〜と言われたのに、「私、行きません。」って、診察室から出ようとしてくれません。
それにしても、出かけていけるようになったのは、大大進歩です。

時折、笑顔も見られるようになりました。
やはり、体調不良、それも痛み・・というのが、一番、不穏になる原因だったことでしょう。

元気になった一番の証拠は、家内探索。
姿が見えない・・・と思うと、あっちこっちの角で、危ないことしています。

よしおさんとみつこさんのふたりの家は、それはそれは散らかり放題。
物が山の様〜〜〜
何一つ捨てさせてくれないし、片付けるに片付け用もない。。
それでも、食べ物は、ずいぶん処分してきました。

生活用品の方は手付かず。
恐らく、いつまで経ってもできないことでしょう。
だって、毎日のこと、みつこさんのこと(食べる事と排泄すること)だけでも、山のように仕事があるのに、とてもとても家の中まで片付かない。

ヘルパーさんが入ってくださって、
台所、トイレ、廊下、玄関と言った、ヘルパーさんに入ってもらっても良いとよしおさんが言う所だけは、ずいぶんすっきりしてきました。
後は、そのまま。

その、ごちゃごちゃの間にみつこさんが入り込んで、何やら、機嫌よくぶつぶつ言いながら、お片づけみたいなことをしています。
止めたら、怒るし、上手に気を反らして、危険回避に努めます。

「一回行ったら、2個の不用品を持ち帰る」って言うのも、すっかりご無沙汰状態です。
みつこさんの安全を守るたしになるように、また復活しなくちゃ。
Date: 2007/09/04(火)



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