↑先日大阪梅田の古書街で買った江戸時代の黄表紙。 「黄表紙」…それぞれ上下巻なので「合巻」というのかな。 うーん、よくわからないけど「なるかみ長屋」の連載記念に、なにか江戸時代のものが欲しかったのです。 主人公に関わりのあるアイテムですし。
黄表紙は戯作…絵の多い小説の本のことで(だったと思う)、時代によっては印刷に使われた染料によって「赤本」「青本」と言われたのですが(だったと思う←うろ覚え)、庶民に読み捨てられていたものだったり、火事や戦争で焼けてしまったりで、現代までなかなか残っていないそうです。 なので、ものの本には
「入手しようとすると、大学教授の月給がふっとぶ」
とあったので高過ぎたら諦めるつもりだったのですが、それぞれ上下巻で6000円と5000円(虫食いがあるので)でした。
…古本屋のおじさん、間違ってないのかな。 そんな値段でいいのかな。
作者が為永春水とか絵師が歌川国貞とか、おくづけには「安政」「元治」時代とあって、
「教科書に出てきたよな〜。ホンモノかな〜。ホンモノっぽいな〜」
と思い、本当にホンモノかどうか私にはわからなかったりするのですが、絵がいっぱいで色も綺麗だしで買ってみました。 ホンモノだったら全て木版画なので、当時の印刷技術の高さったらないです。 表紙なんてフルカラー印刷だし、彫りの細かさが!
…しかし当時のくずした字が読めないっ…!(^^;)
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Date: 2009/03/04(水)
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