友達から借りたディシディアのせいで、クジャが好きになりましたwwサレといいこいつといい、私の好きな悪役のパターンが見えます。
そして書くことに欠いてまたSS。
「魏延!話を聞きなさい!」 「あ?はいはい、お前の言うことを聞けばいいんだろ…孔明さんよ」 「そうやって軽薄な態度をするな、と言っているのです!」
孔明が魏延を怒鳴っている。 後ろで、魏延のお供をしていた馬岱が、思わず耳をふさいだ。
「あのー」
話しかけるが、説教に熱が籠もった孔明の耳には届かないようだ。
「大体!貴方、また楊儀と喧嘩しましたね!?どうしてそう、もっとお互いに妥協できないのですか!」 「だから、それはあいつが…」
「あのー!!」
馬岱の言葉にようやく二人が、体を180度回転させる。やっとのことで耳から手を離すと、孔明に向かって馬岱は言った。
「魏将軍には私から言っておきますから…」
「そうやって誤魔化すから、付け上がるのですよ、馬岱」 「あ、いえ…大丈夫ですよ」
孔明が怪訝そうに首をかしげる。しかしそちらばかりに気をとられてはいられない。 お構いなしに、魏延に近寄る。
「魏将軍、また何か嫌なことがあったんですね」 「これ自体が嫌なことだ。苛苛する」 「駄目ですよ、休まないと。そう暴言ばかり吐いていては戦にも出してもらえませんよ。愚痴ならいくらでも聞いてあげますから、さ、茶でも飲みましょう」 「む…分かったよ」
孔明に目配せすると、彼はすぐにお茶を手配して来た。 それを恭しく差し出すと、彼は遠慮がちに手を伸ばす。
「楊儀殿とは何が?」 「俺が卑賎の身だと罵りやがった」 「兵卒上がりであることは事実ですからね」 「てめーも言うか!?」 「言いませんよ。尊敬できます…私など従兄上の威を借りているだけですから」
くすり、と微笑むと、魏延は黙ってお茶に口をつける。
「大体孔明様も元は農民ですよね」 「ま、まぁ」
話を振られて、孔明は頷く。
「だから怒るなって言いたいのか?」 「いえいえ、殴りかかる前に言葉で言い返したほうが気持ち良いという話ですよ、魏将軍。落ち着きましたか?」 「…まぁな」
空の茶器を魏延が投げて寄越した。そしてすぐ立ち上がる。帰るらしい。
「もういい、分かった。楊儀は殴らない。おい馬岱、行くぞ」 「あ、はい」
馬岱は振り返って、孔明にそれを返した。すると孔明は苦笑いを向ける。
「…貴方が魏延の上官だったら、もっと円満な国になったかもしれませんね」 「あはは…それは無理ですよ。今の関係だから、上手くいくのです」 「そうですか」
「おい、馬岱!早く来い!」 「あ、はい!」
あわてて走っていく馬岱を、孔明は微笑ましく見送った。
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Date: 2009/05/05(火)
No.139
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