能・狂言に魅せられて♪



〜福岡四大能楽部の鑑賞 など〜



木月孚行能の会  2005/10/22(土)
素謡  2005/10/18(火)
鑑能記のご利用方法について  2005/10/18(火)




木月孚行能の会
もっこすです。
大濠にて『山姥-白頭・雪月花之舞』(シテ:木月孚行)を観てきました。
『山姥』自体観るのは初めてだったので「雪月花之舞」が常とどう違うのかはパンフレットに書かれていた解説に頼るしかなかったのですが、それによると、後場で地次第の地取でシテは後見座にクツロギ、杖を扇に持ち替えて、常にはない「吉野龍田の花紅葉」の一句を謡い、更に地が「更科越後の月雪」の一句を付けた後、破ガカリ三段の中之舞を舞うそうです。
一段で雪、二段で月、三段で花を見る型があることからこの名が付けられているそうで、実際それらしき型があるところではうんうん頷いていました。
また、クセの型も変わり、キリも緩急がつくそうです。
この小書は元来、五番目物の『山姥』を初番目に持ってくるときに付けられるそうで、なるほど鬼というより神に近い出立ちでした。
美しいものを見せていただきました。

今日は客も多く、椅子席はほぼ満員だったんですが、層がいつもと違っていて、遠方から来た人がかなりいたものと思われます。
皆さん終始集中して観ていたので僕もほとんど気を散らすことなく観ることができました。
中之舞の途中、後ろの方で博多弁のしゃべり声が聞こえた時を除いては・・・。

能楽堂を出ると風が冷たく、西の空には茜色の雲が浮かんでいました。
しみじみとした余韻の中、晩秋の景色に酔いながら(飲酒運転!?)家路につきました。
Date: 2005/10/22(土) No.6


素謡
初書き込み失礼します。
先日、大濠能楽堂で船弁慶を見てきました。船弁慶はこれで3度目(4度目)になります。前後で見所(みどころ)がたくさんありますが、いつも感じるのは、静御前の弁慶にひけを取らない、強気の態度です。潔い別れこそが、舞台に緊張感をもたらしている気がしました。後に続く、嵐の描写と、知盛の出立にはいつも圧倒されます。

 さて今回は素謡についてです。最近、公演で触れることの多い素謡。地謡やワキなどはプロの先生方が謡われることが多いので、とても勉強になります。百番集などを手に取れば、節、間、運び方の勉強にもなります。
 一方で、能1曲を普段から謡うことがないため、今まで知らなかった能の構成やストーリーを知ることができます。
能の基本は、仕舞や囃子ではなく謡だと思います。能1曲に収められている、言葉の美しさや感情を堪能することも大事だということです。
 素謡で出演される方は、それこそ能一番を読み込み、登場人物の感情や情緒を理解しながら稽古されてきたと思います。
 そのような素謡を、じっくり堪能してみるのもいいなと最近思いました。

JP
Date: 2005/10/18(火) No.5


鑑能記のご利用方法について
初書き込み、失礼します。
テーマは「能楽をみて感じたこと」にしたいと思いますが如何でしょうか。
 内容は自由です。最近の公演で観た能、狂言、仕舞、素謡、その他なんでも結構です。このブラウザを、部員の皆さんで充実したものにしてくだされば幸いです。また以下のことも参考までに。

1.タイトルに番組名や公演のあった場所などを記載し、最後にP.Nを付け加えると分かりやすいのではないでしょうか。
2.画像アップできます。
3.アイコンを付けることができます。名前の設定はまだです。
4.意見、感想等も書き込めます。

<管理人>
Date: 2005/10/18(火) No.4



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