浮遊許可証日記



正直日記。  2007/12/07(金)
夢のあと。  2007/11/29(木)
☆御礼☆  2007/11/26(月)
当日券販売のお知らせ。  2007/11/23(金)




正直日記。
あーだこーだ言わない、なんて下の日記に書いてますが、読み返してみると、思いっきりあーだこーだ言ってますね。

反省しつつ、またちょっと書きます。


今回、一番の収穫のひとつは、後藤ひろひとさんにたくさんアドバイスをいただけたことでした。

審査発表後、審査員の方々との交流会、劇場スタッフさん(本当にお世話になりました!不安なくやらせていただきました。この場を借りて感謝です)をまじえての飲み会と続いたのですが、そのどちらの席でも、私は図々しくも後藤さんをつかまえて、なかば独占状態(?)で、いろいろお話を伺ったのです。


後藤さんはものすごく丁寧にお話をしてくださいました。
言葉ひとつひとつが「おお、名言!」という感じで、その名言集をぜんぶ書きたいくらいなのですが、なんかもったいないのでやめます(笑)
言わずが花、とも申しますものね。


ただ…ひとつだけ、印象に残ったことを書こうと思います。

私が悩んでいる事のひとつに、「このままひとりでやっててもだめなんじゃないか。プロデュース体制をやめて、『劇団』にしたほうがいいんじゃないか」ということがありました。

ずっと思っていたんです、これ。
平田オリザさんのワークショップでも、「新しい表現を定着させるには集団でなくてはだめだ」というようなお話がありましたし、劇場の企画に参加したくても「劇団じゃないからだめ」とはじかれることがありました。

なにより、私自身が、毎回違った役者でなく決まった役者のために脚本を書きたい、そのひとと一緒に伸びていきたいという思いをずっと持っていたんです。

私の芝居の世界観を理解してもらった上で稽古をして、芝居自体の質を上げたいという気持ちもあります。

(もちろん、毎回違った役者さんとお芝居がつくれることにも魅力はありますし、自分が演出としてしっかりしていれば、はじめての方にもちゃんと自分の芝居のテイストを伝えることができます。仲間内で「ツーカー」になって説明力が鈍ってしまうことは、演出としてだめになることです)


「劇団にしたほうがいいんでしょうか…?」
私の質問に、後藤さんはこう答えてくださいました。


「自然にそうなるよ」


正確には、自然に、という言葉ではなかったかもしれませんが。


びっくりしました。
しますよね?
私はしました。


「一緒にやるべきひとに会えば、必ずそうとわかる。そのときに、あなたがそれまでやってきたこと、短期間で一生けんめい役者の個性を知ろうとしてきたことが、きっと役に立つ」

たしか、そんな内容でした。


何度も言いますが、びっくりでした。

そして、そう言われてみると、なんだかそんな気がしてしまうのでした(言葉の魔法です)。




またもや長々と書きましたが、こんなに後藤さんのお名前を連呼して大丈夫だったのか、ちょっぴり不安です。ごめんなさい。本当にありがとうございました。
がんばります。



浮遊許可証がこれからどうなるやら、まだまだわかりませんが、
私の気持ちは、今回でけっこう変わりました。
芝居も、ちょっと変わると思います(本質は変わりませんが)。
webサイトも、もしかすると変わるかもしれません。


ご期待いただければ、こんな嬉しいことはありません。



さかもとみるかでした☆★

Date: 2007/12/07(金) No.135


夢のあと。
というわけで、ちょこちょこと思ってることなど、書きます。
すごく長くなったら、休憩挟みます。(笑)
わりかしざっくばらんに書いていきますので、お時間ある方は、お付き合いくださいませ。

えー、まず、しなければならない報告から。
今回のお芝居は、「CONNECT」という企画への参加公演でした。公募で選ばれた8劇団が芸術創造館で公演し、そこからさらに審査員によって2劇団が選出され、精華小劇場で公演する、というものです。

『ビターエンドの神様たち』は、残念ながら選からもれました。
選ばれたのは「子供鋸人」(正確に変換されない…ごめんなさい)と「クリクルム・ヴィターエ」です。
再演は来年1月12〜14日です。興味をお持ちの方は、是非、足をお運びください。私も観に行くつもりです。


その審査発表会というのが、先日、行われました。
そこで言われたことは、正直、意外な内容でした。

審査員の方々の概ねの反応は、
「よくできてる。プロっぽい。でも、新しくない。この企画にそぐわない」というものだったのです。
(芝居自体の「暗さ」「痛さ」についても言及されましたが、これは、またあとで書ければ)


「新しい舞台芸術を発掘する」というのが「CONNECT」という企画の主旨でした。


私は旗揚げからずっと物語芝居をやっていて、確かに「新しく」はないです。ぐうの音も出ません。
(もちろん、演出が斬新だとか、集団としてユニークだとか、物語芝居でも「新しい」パターンはいろいろあるとも思います)


じゃあ、私がいったい自分の何を「新しい」ものとして提示しようとしたのか。
それは、一言でいうと、「悲喜」のバランスでした。


『夕暮れ鬼とテディベア』でできたことを、意図的につくってみたかった。あれは、私と片岡さんの個性がうまい具合にブレンドされてできた芝居です。ああいうものを毎回つくれなきゃいけない。心にひびく、ぐっとくるお芝居を、確実にお客さまに届けられなくてはいけない。
今回は、その挑戦でもあったのです。


「挑戦」ということはつまり、現時点では確実じゃない。「波がある」ということです。

それなのに「プロっぽい」「よくできてる」と言われてしまったことは、頂上めざしてつかんでいた命綱がとつぜんプッツリ切れてしまったような宙吊り感覚、でした。(さすがに後藤ひろひと氏は「できてる」とはおっしゃらなかったですが◆)

自分のできなさがふがいなくて仕方ないのに、「できてる」(「グッド」と同義ではありません。念のため)と言われてしまった。
よーするに、戸惑ったのです。


と、ここまで書いて手が止まりました。
そして、2日あけて、いま続きを書き始めます。


「CONNECT」は一回きりの本番でした。
その本番について、あーだこーだ言ったりはしません。
お客さまに観ていただいた、あれが『ビターエンドの神様たち』です。

「よくできてる」と思われた方、「まだまだじゃん」と思われた方、
「つらい芝居だ」と思われた方、「好きな芝居だ」と思われた方、
お客さまひとりひとりの感想こそが真実で、わたしたち作り手はそれを受け止めて、もっといい芝居をつくっていくしかありません。
(アンケート、たったいま届きました! ご感想くださった方、ありがとうございました!!)


挑戦した「悲喜のバランス」は、必ずしも成功したとは言えなくて、お客さまの中には不快に思われた方もいらっしゃると思います。
一方で、「本当は4本とも観るつもりだったけれど、『ビターエンドの神様たち』を観終わったこの気分のまま帰りたいから」と残り2本を観ずに帰ったお客さまもいらっしゃったそうです。


これからは、今回「不快」だと思われたお客さまもうんと楽しめるような作品をつくっていきたいと思います。
わたしが抱えていることは残したまま。



長いこと書きましたが、ここまで読んでくださって、ありがとうございます◎

次回も「CONNECT」の話題ですよ!審査発表後の、裏話☆

Date: 2007/11/29(木) No.134


☆御礼☆
「ビターエンドの神様たち」公演終了いたしました!!

ご来場くださった皆様、ご支援・ご協力くださった皆様、本当にありがとうございます。

書きたいこと、書くべきことはたくさんあるのですが、それは、少し日を置いてからにしたいと思います。

学ぶことの多い公演でした。本当に。


いただいたアンケートは、後日事務局から私のもとへ届くことになっています。目を皿にして読ませていただきます。

メールでもご感想を受け付けておりますので、どんな些細なことでも、
whoyou@zap.att.ne.jp
までお送りくださいませ。



それでは、また後日。。。☆☆☆
Date: 2007/11/26(月) No.133


当日券販売のお知らせ。
当日券は、11月24日18時から劇場にて販売します!!

入場順はご予約された方が優先ですが、当日券の方も充分入れるようにお席を増やすそうです。

ですので、前売券はないけど「気になるぞ」っていう方!
是非、いらしてくださいませ!☆


今から、最後の稽古。
Sun!!ちゃんも真心さんも、すごい追い上げを見せてくれてます。
役者さんってスゴイなって、あらためて思います。
うまく言えません。


いってきます!!
Date: 2007/11/23(金) No.132



現行ログ/ [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13]
スペース区切りで複数指定可能 OR  AND

[TOP]
shiromuku(r3)DIARY version 2.10
CGIレンタル無料日記 Net4u