うちの稽古場の隣には、小学校があります。 なので、昼稽古をしていると、リコーダーやら合唱の声やらが風にのってきこえてきます。 今日聞こえてきたのは、「100%勇気」。アニメ「忍たま乱太郎」のテーマですな。
「♪そうさ、100%勇気〜 もう やるきるしーかなーいさー」
これをいっしょうけんめい歌う小学生たち! それだけでもう、グッときます。
で。
稽古してます。スタッフさんとの共同作業も進んでおります。
ここ2回ほどはSun!!ちゃんにお時間もらって個別稽古をさせてもらってるのですが、女二人はなかなか心細いもの……ということで、強力な助っ人さんをお呼びして、稽古場を盛り上げてもらってます☆
昨日来てくれたのは、ミジンコターボの作家・竜崎だいち嬢! 挨拶もそこそこに、台本を渡していきなり読ませる。いきなりやらせる。 苦笑(?)しながらも、ガッとテンションあげてトップギアで攻めてくる竜崎嬢。おもしろい。かなりおもしろかった。 彼女の初見力の高さ、読みの正確さは以前から知っていたけれど、なんというか、昨日は、台本に吸いつくみたいだった。まるで、あらかじめ台本を読んで計算して演技しているみたい。
「なんだろう、これは…?」と考えてみて、思いつく。 「去年、一人芝居いっしょにやったからだ!」一人芝居を一本つくるというのは、やはり密な作業だったのだなとあらためてしみじみ。
しかし、こう書くと、単に彼女が私のホンに慣れていて相性もいいだけのように聞こえるけれど、けしてそれだけではなくて、やっぱり彼女は質がいいのである。 スピードとテンションで攻める箇所も、丁寧に会話をしなきゃいけない箇所もきっちりこなす。いやー、いい物件ですぜ。…って、私がここで褒めまくっても、彼女には何の得にもならないのですが。 いやはや。ありがとうございました。
そしてそして!(ていうか、この日記、長いですね…まあいいか) 今日は、隕石少年トースターの永井悠造さんが来てくださいました!!
…嬉しかった☆
実は、彼とは学生のころから知り合いなのです。 つまり、浮遊許可証を旗揚げする前から。隕石さんもまだありませんでした。 私が一度かぎりのプロデュース公演のメンバーを集めていたころ、学生劇団に所属していた彼の演技を見て「いいなあー」と思ったのがはじまり。 一度、稽古に来てもらったこともあります。
それから数年ぶりに、私の芝居の現場に来ていただいたのです。 夜、いきなり電話して、細かい説明は一切せずに、ただ「稽古にきてください」って頼んだアヤシイ私。戸惑いつつも快諾してくれた永井さんはオトコマエです。
台本を渡して「これをやってください」と言ったときの永井さんの反応は、「え? 見学じゃないんですか?」でした。
でも、やってくれました。
良かったんですねー、これが。 ご本人は、「こんないきなりやるの初めてだ」みたいなことをおっしゃってましたが、まったくはじめて触れるはずの台本なのに、そこに書いていない登場人物の人柄まで透けて見えてくる。
「場」の空気もちゃんと感じて演じてくださるし、ちょっとフザケた言い方をするときも、きっちりはまってる。 実は、やりながら絶えず「あー、これはこう読むべきだったんだ」っていう気づきがあって、でもシーンはどんどん進んでいって、脳内は大変なことになってたらしいのですが、表情は落ちついてました。さすが。
二人の演技に触発されてか、Sun!!ちゃんも、ここ2回の稽古で良い部分がいろいろ出てきました◎
あらためて、竜崎嬢、永井さんに感謝です。 懲りずにまたきてください☆
さあー、ピースピット出演中(今週末から)の真心さんが焦っちゃうくらい稽古進めるぞー。とかって。嘘ですけど。
そんなかんじで!
(スタッフさんのこと書くスペースがない!また次回! webの公演情報は近日中に!)
|
Date: 2007/10/25(木)
No.123
|
|