浮遊許可証日記



100%勇気。  2007/10/25(木)
読み合わせ!!  2007/10/20(土)
執筆中。  2007/10/13(土)
稽古第0回。  2007/10/05(金)




100%勇気。
うちの稽古場の隣には、小学校があります。
なので、昼稽古をしていると、リコーダーやら合唱の声やらが風にのってきこえてきます。
今日聞こえてきたのは、「100%勇気」。アニメ「忍たま乱太郎」のテーマですな。

「♪そうさ、100%勇気〜 もう やるきるしーかなーいさー」

これをいっしょうけんめい歌う小学生たち!
それだけでもう、グッときます。


で。


稽古してます。スタッフさんとの共同作業も進んでおります。

ここ2回ほどはSun!!ちゃんにお時間もらって個別稽古をさせてもらってるのですが、女二人はなかなか心細いもの……ということで、強力な助っ人さんをお呼びして、稽古場を盛り上げてもらってます☆

昨日来てくれたのは、ミジンコターボの作家・竜崎だいち嬢!
挨拶もそこそこに、台本を渡していきなり読ませる。いきなりやらせる。
苦笑(?)しながらも、ガッとテンションあげてトップギアで攻めてくる竜崎嬢。おもしろい。かなりおもしろかった。
彼女の初見力の高さ、読みの正確さは以前から知っていたけれど、なんというか、昨日は、台本に吸いつくみたいだった。まるで、あらかじめ台本を読んで計算して演技しているみたい。

「なんだろう、これは…?」と考えてみて、思いつく。
「去年、一人芝居いっしょにやったからだ!」一人芝居を一本つくるというのは、やはり密な作業だったのだなとあらためてしみじみ。

しかし、こう書くと、単に彼女が私のホンに慣れていて相性もいいだけのように聞こえるけれど、けしてそれだけではなくて、やっぱり彼女は質がいいのである。
スピードとテンションで攻める箇所も、丁寧に会話をしなきゃいけない箇所もきっちりこなす。いやー、いい物件ですぜ。…って、私がここで褒めまくっても、彼女には何の得にもならないのですが。
いやはや。ありがとうございました。

そしてそして!(ていうか、この日記、長いですね…まあいいか)
今日は、隕石少年トースターの永井悠造さんが来てくださいました!!

…嬉しかった☆

実は、彼とは学生のころから知り合いなのです。
つまり、浮遊許可証を旗揚げする前から。隕石さんもまだありませんでした。
私が一度かぎりのプロデュース公演のメンバーを集めていたころ、学生劇団に所属していた彼の演技を見て「いいなあー」と思ったのがはじまり。
一度、稽古に来てもらったこともあります。

それから数年ぶりに、私の芝居の現場に来ていただいたのです。
夜、いきなり電話して、細かい説明は一切せずに、ただ「稽古にきてください」って頼んだアヤシイ私。戸惑いつつも快諾してくれた永井さんはオトコマエです。

台本を渡して「これをやってください」と言ったときの永井さんの反応は、「え? 見学じゃないんですか?」でした。

でも、やってくれました。

良かったんですねー、これが。
ご本人は、「こんないきなりやるの初めてだ」みたいなことをおっしゃってましたが、まったくはじめて触れるはずの台本なのに、そこに書いていない登場人物の人柄まで透けて見えてくる。

「場」の空気もちゃんと感じて演じてくださるし、ちょっとフザケた言い方をするときも、きっちりはまってる。
実は、やりながら絶えず「あー、これはこう読むべきだったんだ」っていう気づきがあって、でもシーンはどんどん進んでいって、脳内は大変なことになってたらしいのですが、表情は落ちついてました。さすが。


二人の演技に触発されてか、Sun!!ちゃんも、ここ2回の稽古で良い部分がいろいろ出てきました◎

あらためて、竜崎嬢、永井さんに感謝です。
懲りずにまたきてください☆



さあー、ピースピット出演中(今週末から)の真心さんが焦っちゃうくらい稽古進めるぞー。とかって。嘘ですけど。

そんなかんじで!


(スタッフさんのこと書くスペースがない!また次回!
webの公演情報は近日中に!)
Date: 2007/10/25(木) No.123


読み合わせ!!
今日は読みあわせをした。
というか、今日も読みあわせをした。

今回は今までになくタイトなスケジュールでの製作になるので、ドキドキしている。
そして、台本がどうにも難産で、これまたドギマギしている。

どうなるんだろう。
なんか他人事みたいな言い方だけど。
まだ突破口が見えていないだけに、自分がどうやってこの状態を抜け出すのか、なんとなく楽しみではある。

がんばれ自分、である。


最近、どこででも台本を書く。道を歩きながらでも書くし、今日は稽古帰りによった梅田の紀伊国屋のなかで大学ノートをひらいてカリカリ書いていた。やたら人に見られる。きっと変なやつなのだろう。
でも、本屋さんというのはいろんなお話やら言葉やらがあふれている場所なので、その中に浸かっていると、なんかイメージが湧いてきたりするのだ。


稽古終わりに、Sun!!ちゃんと真心さんと3人でマクドに行く。
Sun!!ちゃんのダンサー歴、役者歴について話を聞けた。
彼女は本当に自然発生的に踊り始めたんだなあとわかって、なんかしみじみとした。いいなあ。心がほっこりした。
女優さんとしてのキャリアはまだ1年半くらいだと知って、びっくり。
いろんなことを吸収してる真っ最中なんだなあ。
うちで変なこと覚えさせないように気をつけよう◎

真心さんは「自分はどういう役者で、どういう言い方をされたらやりやすい」というのをはっきり説明してくれるので、とても助かる。自分を客観的に説明できる能力って大事だなとあらためて実感。
私も自分の演出の仕方とかスタイルを誰にでもわかる言葉で説明できなきゃいかんのだよなあ。うん。
当たり前である。


二人はまったく別の個性をもった役者さんだけれども、私にとってすごく刺激的な二人だ。
Date: 2007/10/20(土) No.122


執筆中。
こないだ台詞を読んでもらったときの感触を手がかりに、台本を書いていく。手さぐり。

平田オリザさんが「劇作家は劇を書いてなきゃただのクズだからねー」みたいなことをおっしゃってたけど、やっぱり、ちょっと頷いてしまう。

それは別に経済的な意味だけじゃなくて(…)、人として「人とうまくつながれない自分」を認識し、かつそれを前向きに改善していきたいって思うのは、芝居をしているからではないかと思う。


芝居がなければ、いま手に入っている安定した人間関係だけに満足して、それ以上手を広げようとはしないかもしれないから。


でも、この世に「役者」という魅力的な生き物が存在するかぎり、わたしはなんとか、彼ら・彼女らの武器になるような、盾になるような…とにかくいい「何か」になるようなものを書きたいと思うのだ。


今日は、ちょっと甘めの日記。
そして、やはり、モノを書いているときは、ふつうの日本語が少し変になります…。
Date: 2007/10/13(土) No.121


稽古第0回。
今日は、「稽古前稽古」の日でした。

書きかけの私の台本と、つかこうへい氏や野田秀樹氏の台本を、役者さんにガンガン読んでもらいました。

台本に対するアプローチの仕方や台詞のくせなんかがわかって、とっても有意義でしたよ!
この方法、「テディベア」のときからやってます。

さて、ここらへんで、日記上ではありますが、今回ご出演いただく役者さんを紹介したいと思います。


☆★☆★


ひとりめは、ミジンコターボの新人女優であり、赤丸急上昇中のダンサーさんでもある、Sun!!ちゃん!!

ふたりめは、ジャイアントグラミーの座長さんであり、客演ひっぱりだこの真心さん!!


以上です!
二人芝居です☆★


いま、このお二人と一緒にお芝居ができることに、すごくめぐり合わせを感じます。
一人芝居のときも、「ああ、私とこのひとはいまタイミングがあってるんだな」って感じていましたが、今回はそれともまた違う。

なんだろう。まだうまく言えません。

すべてはこれからで、このめぐりあわせを生かすも殺すも自分次第だなと感じています。


公演情報も徐々に載せていきますので、どうぞご覧くださいませ。
(いちばん早い情報は、来週末のジャイアントグラミーさんの公演に挟み込む仮チラシになるやも…)

Date: 2007/10/05(金) No.120



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